桑名宗社
石取祭禮
Our ritual
石取祭について
桑名宗社に石を奉納する祭礼
石取御神事は、夏の禊ぎ祓いの意味を持ち、桑名市南郊の町屋川へ行き、清流に禊して採った清浄な栗石を桑名宗社に奉納し祭地を清める行事が祭礼化したものであり、毎年8月第1日曜日とその前日の土曜日に執り行われています。 江戸時代初期に始まったものといわれ、桑名城下の町人や藩士が楽しみにしていた、当時から脈々と受け継がれてきた夏祭です。 鉦や太鼓を打ち鳴らし「天下の奇祭-日本一やかましい祭」として名を轟かす豪華絢爛で艶やかな「桑名石取祭」を、ぜひ現地でお楽しみください。

国指定重要無形民俗文化財
祭車総数43台、全国的に見ても単一の神社、一神事でこれほどの山車が一堂に会する祭は非常に珍しく、「日本一やかましい祭」と言われ、平成19年3月7日 「桑名石取祭の祭車行事」の名称で「国指定重要無形民俗文化財」に指定されました。
ユネスコ無形文化遺産登録
ユネスコ無形文化遺産保護条約第11回政府間委員会(於:アディスアベバ・エチオピア)において、日本時間2016年12月1日(木)2時2分、ユネスコ無形文化遺産保護条約「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」に「山·鉾·屋台行事」として、「桑名石取祭の祭車行事」が、全国の33件の行事とともに登録されました。


桑名宗社
桑名宗社✕石取祭:伝統と熱狂の中心地
桑名宗社(春日神社)は、「日本一やかましい祭」と称される桑名石取祭の中心舞台。この祭の心臓部であり、約1900年の歴史を誇る神社は、地域の誇りと情熱が結集する場所です。
石取祭は、鉦と太鼓の響きが町中を揺るがす圧倒的な迫力と、豪華な祭車が繰り広げる華麗な美の競演が見どころ。そのすべてが桑名宗社から始まり、ここに帰るという神聖な流れの中で行われます。
祭の見どころのひとつは、各町が誇る祭車が桑名宗社の境内に集結する瞬間。煌びやかな装飾、熱気あふれる掛け声、そして鉦太鼓が響き渡る音の波。
これらが織りなす情景は、まさに圧巻です。そして、すべてのエネルギーが集まり、神聖な儀式へと昇華されるこの場所は、石取祭の魂そのものと言えるでしょう。
桑名宗社は、石取祭を単なるイベントではなく、地域の文化と誇りを未来に繋ぐ歴史の生き証人として支えています。境内に一歩足を踏み入れれば、熱狂と静寂が交錯する特別な空間に心を奪われるはずです。
桑名石取祭が生み出す熱狂と、桑名宗社が持つ悠久の歴史。この二つが交わる瞬間を体感するために、ぜひ桑名宗社を訪れてください。そこには、他では味わえない格好良さと、歴史の深みがあります。